診療科目
Vascular Lab
FMD検査(血管内皮機能検査)
検査方法
  ベッドに仰向けで横になってもらい、右上腕部にカフを巻いて5分間完全駆血します。その後、駆血解除を行い、上腕血管の拡張具合をエコーで観察し、内皮機能の低下を評価します。
 検査時間は15分程度です。
血流依存性血管拡張反応とは
  カフにて5分間完全駆血後に血流を再開させると、血流が血管内皮を刺激し、血管拡張物質を放出します。それによって血管が拡張します。血管内皮機能が低下していると安静時と比べ血管の拡張具合に変化が見られません。このようにして血管内皮機能を検査することにより動脈硬化を評価します。
検査風景
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APGによる反応性充血検査(血管内皮機能検査)
  血管の障害の始まり、つまり「動脈硬化」の始まりが血管内皮機能の低下であることがわかっています。
  この動脈硬化の初期段階である内皮機能異常を調べる検査がAPG(エアープレチスモグラフィ)による反応性充血検査です。
検査方法 検査風景
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  前腕にカフをまいて、3分間上腕を完全駆血した後、駆血を解除すると血流の再開に伴って血管径が拡張し、前腕に血液が流れ込み、前腕の容積は拡大します。この容積変化を前腕への血液流入量とし、安静時の血流量と比較します。
  健常人の場合は血管径が拡張し、安静時と比べ血流量の増加がみられます。しかし内皮機能が低下していると、血管の拡張機能も低下しているので安静時とあまり変化がみられません。このようにして血管の内皮機能を評価します。
  上腕の完全駆血によって手がしびれたりすることがありますが一過性のものです。
  検査時間は約10分程度です。
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血圧脈波検査(PWV)
  血圧脈波検査は血管壁硬化度、つまり血管の硬さが分かるPWV(脈波伝播速度)と、血管のつまり具合が分かるABI(上腕と足首の血圧比)を測定します。
検査手順
検査方法
  検査はとても簡単で、血圧を測るのと同じくらい気軽に受けられます。両手・両足首に4箇所の血圧を同時に測定するだけなので、ほとんど痛みはありません。薄手の服ならそのままで測定できます。
  実際の測定にかかる時間はわずか5分程度です。
何がわかるの?
ABI … (上腕と足首の血圧比)
血管のつまり具合
  足首と上腕の血圧の比を測定することで血管の狭窄の程度が分かります。健常人の場合、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が脂質等で詰まったりすると、血流が悪くなり上腕の血圧より低くなり、ABIの値が低くなります。
  ABIの正常値は0.9〜1.3です。0.9以下になるとあしの動脈がつまってくる閉塞性動脈硬化症(ASO)という病気になってしまいます。症状が重い場合には、手術が必要となります。
PWV … (脈波伝播速度)
血管の硬さ
  心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度のことで、脈波伝播速度と呼ばれます。
  血管が硬い程、その速度は速くなります。
  基準値は1400以下で、PWVの数値が大きくなると脳出血(くも膜下出血)や脳梗塞、狭心症などの病気にかかりやすくなってしまいます。
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頚動脈超音波検査
  頚動脈は首の左右に一本ずつあり、脳に血液を送っている血管で、動脈硬化の好発部位であることから、頚動脈の動脈硬化の程度から全身の動脈硬化の進行をおおむね把握することができます。
  頚動脈超音波検査は早期の動脈硬化を発見し、心疾患・脳卒中の予防に極めて有用な検査方法です。
検査方法
  超音波装置という機械で、頚動脈の血管壁の状態(厚み)、血管壁の変性(プラーク・血栓の有無)、血流速度や血流波形などを観察します。
  ベッドに横になっていただいて、首にゼリー状の液を塗って超音波を当てるだけなので、検査に伴う苦痛や被曝などはありませんし、絶食の必要もありません。
  検査時間は20分程度です。
動脈硬化の血管の画像検査風景
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トレッドミル検査
  トレッドミルとは、電動ベルトの上を人が歩けるようになっており、ベルトの動くスピード、傾斜角度を連続的に変えることができる装置です。
  運動負荷量を任意に設定することができるので、心疾患や末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症・バージャー病など)などの検査やその他にもリハビリテーションなどにも利用されています。
  当院では「間歇性跛行(かんけつせいはこう)(Fontaine(フォンテイン) 2度)」と呼ばれる末梢動脈疾患の症状の運動負荷検査法として、日常において症状出現の起点となる「歩く」という動作を直接的に評価できる「トレッドミル検査」を行っています。
トレッドミル装置
検査目的
  安静時には感じないが、歩いているとあしが痛い・突っ張る・あしが前へ出ないなどといった症状を感じ、休むと症状が治まり再び歩くことができるといった特徴的な症状を示す「間歇性跛行」と呼ばれる症状が、閉塞性動脈硬化症(ASO)が原因であるか、それとも脊柱管狭窄症や変形性脊椎症といった神経性のものや、股関節痛や膝関節痛といった関節障害のようなものが原因であるかを鑑別することができます。
  また、「間歇性跛行」の重症度の評価や治療効果の判定も行えます。
検査方法
  トレッドミルを使って5分間歩いてもらいます(トレッドミル負荷:傾斜12%、2.4km/h)。その間、症状が出現する距離と最大どのくらいの距離を歩けるのかを測定します。
  歩行終了後、ベッドに横になってもらい、血圧脈波検査の機械を使ってABIを測定します。
  検査時間は約30分程度かかります。
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