放射線科
頚動脈超音波検査
頚動脈超音波検査の有用性
 頚動脈はアテローム性動脈硬化の好発部位であることから、頚動脈の動脈硬化の程度を評価することにより、全身の動脈硬化の進行をおおむね把握することができます。また、体表から浅いところに位置するため検査が容易で、非侵襲的であるため繰り返し検査ができるという利点があります。
  動脈硬化は血圧、コレステロール、喫煙、年齢と有意な相関があるといわれています。
アテローム性動脈硬化・・・血管壁内にコレステロールを沈着させたり、血管壁を内側に膨れさせてしまって、血管を狭めたり、時には完全にふさいでしまう事がある。このような形で進行する動脈硬化。
侵襲・・・医療において、生体内の恒常性を乱す可能性のある外部からの刺激。外科手術、感染、中毒など
恒常性・・・生体がさまざまな環境の変化に対応して内部状態を一定に保って生存を維持する現象。
血液の性状の一定性や体温調整など。
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